CONCAT関数をご存じでしょうか?
こちらはOffice2016からの新機能として追加された関数です。
文字列を結合する際に使用する関数なのですが、「文字列結合」というとCONCATENATE関数を利用される方が多いのではないでしょうか?
(もしくは”&(アンパサンド)”を用いて文字列を結合する方法もありますね)
今回はCONCAT関数とCONCATENATE関数の違いを解説いたします。
まず「文字列を結合する」という点ではどちらの関数も同じです。
ただしCONCAT関数は”引数にセル範囲を指定することが可能になった”という点が異なります。
複数セルの値をまとめて結合したいとき、CONCATENATE関数ではセルを別で指定する必要がありました。
CONCAT関数ではこの手間を省くことが可能になりました。
例えば、以下のような表があったとしましょう。
B列からD列までの文字列を結合して、メールアドレスにしたいと考えています。
CONCATENATE関数ではこのように引数を指定します。
<例> =CONCATENATE(B3,C3,D3)
これがCONCAT関数になると…
<例> =CONCAT (B3:D3)
このようにCONCAT関数を使用するとセルの範囲選択だけで文字列の結合が可能になります。
少しの手間でも省けると楽に作業ができるようになるかと思いますので、是非お試しください!
受験Ver.にもよりますが、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)の取得を検討されている方は模擬問題の段階でCONCAT関数に関する設問が出題されている可能性があります。
試験対策講座は当校でもご案内可能です(受験Ver.はカウンセラーとご相談ください)。ご自身のスキルを証明するためにもこの機会に試験対策講座の受講をご検討いただけますと幸いです。