変数の役割というのは値や文字列、または数式を変数に格納しておくことができます。
格納する変数には好きなように名前をつけることができて、好きな時に取り出したり、変数によっては何度も中身を書き換えるということもできます。
私たちの身の回りのもので例えるなら、USBメモリーやハードディスクみたいな役割を果たします。
まずは変数を入力して挙動を確認してみましょう。
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<html> <head> </head> <body> <script> let hensu = 'KENスクール'; document.write(hensu); </script> </body> </html> |
6行目に書いたように、変数を作成するには「これから変数を作ります!」と宣言文が必要です。
その時に必要な用語が「let」です。
変数は中身を後で書き変えることも可能です。
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<html> <head> </head> <body> <script> let hensu = 'KENスクール'; document.write(hensu); hensu = 'ITスクール'; //一度変数を定義した変数は、変数宣言を省略します。 document.write(hensu); </script> </body> </html> |
9、10行目で変数の中身の書き変えが行われました。
変数にはあともう2つの変数定義のやり方があります。
それは「let」の代わりに「const」を使うやり方です。
それでは、次は「let」の代わりに「const」にコードを書き変えてみましょう。
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<html> <head> </head> <body> <script> const hensu = 'KENスクール'; document.write(hensu); hensu = 'ITスクール'; //一度変数を定義した変数は、「const」を省略します。 document.write(hensu); //hensuの中の文字列を表示させる。 </script> </body> </html> |
2015年にES6が標準化されてから、「let」と「const」が徐々に使用されるようになりました。
「let」と「const」の違いについては、「let」は再代入ができる変数宣言ですが、
constは出来ない変数宣言になります。
「const」は書き変えができないこそ、予期せぬエラーを防ぐのにもっとも適しています。
他にも「var」という宣言の仕方もありますが、変数の適用可能範囲である「スコープ」というものが関係していて、意図しない挙動を起こす可能性があるため、「var」は今後は使用を控えるようにすることを推奨します。
変数宣言の違いについては、しっかりと理解して使うようにしましょう。