はじめに
今回は話題のプログラミング言語、Pythonからリストの内包表記について取り上げてみようと思います。
★内包表記ってなに
リストなどのデータの塊から簡単な記述でデータの加工などをした新しいリストを作る為の表記方法です。
★内包表記のメリット
リストなどから、新しいリストを作ることはwhileやforを使っても可能ですが、内包表記を使えば、簡単に1行で記述することができます。
★リストの内包表記の書き方について
[式 for 変数 in リストなどデータの塊]
まず、[ ]でリストであることを示し、その中に元となるリストなどのデータの塊を
for文で処理するという記述をしています(for tmp in subject)。
そして、for文で取り出した各要素をどのように変化させるかを左端の式(tmp * 2)で指定しています。
実行結果は以下の画像のようになり、もともとのリストsubjectを2倍にしたリストsubject2を作ることができたとわかります。
★for文との比較
for文を使っても同じことができますが、以下の画像の通り、必要な作業が増えて複数行の記述が必要となります。
※実行結果例は画像2と同じです
他にもできること
基本的な扱い方は以上となりますが、ここで紹介した内容以外にも、条件文を組み込み、指定したデータのみを使って新しいリストを作る方法や、辞書の内包表記なども記述することができます。
気になった方はぜひ、Python基礎講座をチェックしてください。