はじめに
今回は話題のプログラミング言語、Pythonからリストについて取り上げてみようと思います。
★リストとは
複数のデータを同時に保持できるデータの塊のようなものです。
★リストを使うメリット
複数のデータをまとめて一つの名前で扱えるようになります。
変数でも複数のデータを扱うことは可能ですが、画像1のように扱いたいデータの個数分変数を用意する必要があり、変数名もそれぞれに用意しなくてはなりません。
それに対し、リストを使えば、画像2のようにリストにつけた1つの名前(subject)と
そのリストの中のどの場所にデータをしまったかを示す数字(0~3の数字)で複数のデータを扱うことができます。
※画像2のデータをしまった場所を示す数字のことを「インデックス」と言います。
★リストの作り方
リストを作る場合は、[ ](中カッコ/角カッコ)の中に、格納したいデータをカンマ区切りで記述しましょう。
画像2のようなリストを作成する場合は、
subject = [80, 55, 90, 60]
と記述してください。
右辺でリストを作成し、そのリストをsubjectという変数に代入しています。
以降、subjectという名前でそのリストを使用することができます。
★リストの中のデータを扱う/リストにデータを上書きする
リストは画像2のように複数のデータを入れておける箱が組み合わさったイメージですが、その箱の一つ一つを「要素」といいます。
リストを代入した変数名とインデックスを組み合わせて、subject[2]のように記述すると、変数のようにそれぞれの要素の中身を使用したり、指定した要素に値を代入(上書き)することができます。
中身を使用する例:print(subject[2])
要素に代入する例:subject[1] = 30
他にもできること
基本的な扱い方は以上となりますが、ここで紹介した内容以外にも、要素の追加や削除などの機能もあります。
気になった方はぜひ、Python基礎講座をチェックしてください。