皆さんは今までExcelを使っていて、
「日付を入力したいのに数字の羅列になってしまった」というご経験はありますでしょうか?
この数字は「シリアル値」といって、Excelが日付を管理している数値です。
Excelでは1900年1月1日を「1」ととらえていて、
そこから〇日経過した、という方法で日付を数えています。
1900/01/01 = 1
■日付が数値になってしまう場合の対処方法
対象のセルを選択し、[ホームタブ] → [数値グループ]の項目を確認してください。
「標準」になっています。
隣の「▼」をクリックし、「短い日付形式」または「長い日付形式」を選択します。
今回は「短い日付形式」を選択してみます。
シリアル値が日付に変わったのが確認できます。
これがシリアル値を日付に変更する方法です。
入力した日付がシリアル値になっても、表示形式を変更するだけで見慣れた日付にすることができます。
■日付の計算
このシリアル値によって、〇日後、〇日前、といった日付の計算が四則演算で可能になります。
2022年2月1日の15日前を計算してみます。
日付の計算の裏では、シリアル値の 44593-15=44578 という計算が行われ、「44578」が日付に変換されています。
100日後、といったように月をまたぐ少し手間のかかる計算も四則演算を使うことで簡単にできます。
いかがでしたでしょうか?
シリアル値を知ると、Excelで日付が扱いやすくなります。
Excelの日付の仕組みを理解して、スキルアップを目指しましょう!