みなさんこんにちは。
今回は2次元CADファイル形式ついてご紹介致します。
パソコンやスマートフォンで使用するファイルには拡張子という記号がついています。拡張子はファイルの種類を識別するための文字列で、ファイル名の末尾に「.xxx」(ドット/ピリオド)以降の英数字のことです。どのファイルにどの拡張子が付いているのかを知ることで、ファイルの種類を理解することができます。
建築業界でよく使用されているCADソフトとしてAutoCAD・Jw_cad・Vectorworksなどがありますが、それぞれのソフトで使用するファイル形式が異なります。
そのCADが標準的に使うファイル形式をネイティブファイルと呼びますが、ネイティブファイル同士で異なるCADの間で別のデータを開くのは原則不可能です。
しかし、取引先と仕事する際に、使っているCADソフトが同じとは限りません。そこで異なるファイル形式でもデータを使用できるように「互換性(ごかんせい)」のある形式に変換するという方法があります。
違うソフトを使っていても拡張子を「.dxf」にすれば、ほとんどのCADソフトと互換することが出来ます。
変換方法はCADで図面を保存する際に、形式をdxfデータとして保存します。(※CADのソフトによって変換方法は異なる場合があります。)
dxfデータ形式はAutoCADを販売しているAutodesk社が開発したものです。
本来は新しいバージョンで保存したデータを古いバージョンのCADソフトでも開けるようにするために使用されていましたが、今では色々なソフトと互換性が高いとされています。
正しく拡張子を使用することで「原因不明でデータ開けない」といった無用なトラブルを避ける事が出来ます。
特に外部の人たちとデータのやり取りをするときに、先方の環境を確認することはCADに限らずビジネスにおいてのマナーといえます。
データ形式をしっかりと理解する事が大切です。