CADとは
品物を製作するには必ず図面が用いられます。
世界の距離を縮めた「航空機」、素晴らしく高速になった「電車」、空高くそびえる「建物」、日常生活で、もっとも深い仲である「スマートフォン」。
これらのすべてが図面を基に作られます。
したがって、図面は設計者の考えが作業者に間違えなく完全に伝わるように正確、明瞭に書かれることが必要です。
昔は、図面の作図は人の手でやっていました。
一般的には手による作図を「手描き」と呼びます。もちろん今でも手描きで図面を作図している人はいますが、かなり少ないはずです。なぜなら「手描き」の製図はとても大変だからです。
今はパソコンがありますから、面倒な作業は全てパソコンにやってもらう方が楽だし正確で早いです。
そのパソコンで製図するソフトが、CAD(キャド)です。
CADは、「Computer Aided Design」の頭文字を取った略称で、日本語にすると「コンピュータによる設計支援」ですが、一番の目的は「図面を書くこと」です。
CADには、従来の手描きによる製図の手法をそっくりそのままコンピュータによる処理へと移行した2DCADだけではなく、よりリアルな3次元の表現を可能にした3DCADがあります。
これらのCADを充分に使いこなせるかどうかで、完成する図面のクオリティはかなり変わります。
KENスクールでは、建築で使われるオートデスク社の「AutoCAD」、
国内の自動車や大手製造メーカーが導入する3DCADの「CATIA」「NX」の講座を開催しています。
CADに興味がある方は、是非一度お問い合わせください。