Eclipseで使用するメモリ設定に関する記事です。
環境(以下の環境で動作確認をしています)
- Windows 7
- Pleiades Eclipse 4.3 Kepler
目次
- Eclipseとは
- eclipse.iniとは
- メモリ設定の手順
Eclipseとは
Eclipseは統合開発環境(IDE:Integrated Development Environment)で、開発を支援する様々な機能がまとまっています。Java言語の開発で良く利用される開発ソフトです。また、その他の言語にも対応しています。
eclipse.iniとは
eclipse.iniとはEclipseが起動する際に読み込まれる設定ファイルです。様々な設定が可能ですが、今回はメモリのサイズ設定に関して紹介します。
EclipseはJavaVMというJavaプログラムを実行するソフト内で起動します。eclipse.iniファイルの中でJavaVMが使用するメモリサイズを増量し適切なサイズにすることでEclipse自体の動作を快適にすることができます。
メモリ設定の手順
eclipse.iniファイルのデフォルト設定だと、開発する規模にもよりますが、Eclipseの動作が重くなったり、固まってしまうことなどがあります。ここでは、メモリを増量する手順を紹介します。
①eclipse.iniファイルをエディターで開く
eclipse.iniファイルは、DownloadしたEclipseのフォルダの中の\eclipse\eclipse.iniの場所にあります。eclipse.iniファイルはエディターソフトで編集可能です。
②–Xmsと-Xmxパラメータを編集
-Xmsは起動時のヒープサイズで-Xmxは最大ヒープサイズを表します。この2つのパラメータの値を大きくすることで、Eclipseの動作が安定します。ただ、大きくしすぎると起動すらしなくなることもあるので使っているPCのメモリサイズにあわせて調整してください。また、iniファイルを編集する際は、必ずバックアップを取ってから編集してください。
【eclipse.ini】
-product
org.eclipse.epp.package.jee.product
–launcher.defaultAction
openFile
–launcher.XXMaxPermSize
512M
–launcher.defaultAction
openFile
–launcher.appendVmargs
-vmargs
-Dosgi.requiredJavaVersion=1.6
-Xms256m
-Xmx1g
-Xverify:none
-javaagent:dropins/MergeDoc/eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar