ボタンをクリックしたり長押ししたりした際に、動作させたい場合は「イベント」と「リスナー」が必要になります。
イベントとは
ボタンにタッチしたときや長押ししたりしたときにユーザーの操作や特定のタイミングで発生します。
【主なイベント】
イベント | 発生するタイミング |
クリック | ボタンを押して指を離した瞬間 |
タッチ | ボタンを押した瞬間、ビューを離した瞬間、ビューの上で指を動かしたとき 等 |
長押し | ボタンに触れて一定時間経過後 |
リスナーとは
イベントが発生した際に処理をさせるのに必要になるのがリスナーです。リスナーはコールバックメソッドを含むインターフェースです。イベントが発生した時に決められたコールバックメソッドが呼び出されます。
【主なリスナー】
イベント | リスナー |
クリック | View.OnClickListenerインターフェースのonClickメソッド |
タッチ | View.OnTouchListenerインターフェースのonTouchメソッド |
長押し | View.OnLongClickListenerインターフェースのonLongClickメソッド |
それではクリック時と長押し時にログを表示させるサンプルをご紹介します。
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public class ActivityMain extends AppCompatActivity { @Override protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) { super.onCreate(savedInstanceState); setContentView(R.layout.activity_main); Button btn = (Button)findViewById(R.id.amin_btnClick); //①クリックリスナー btn.setOnClickListener(new View.OnClickListener() { @Override public void onClick(View v) { Log.d("APP", "onClick"); } }); //②ロングクリックリスナー btn.setOnLongClickListener(new View.OnLongClickListener() { @Override public boolean onLongClick(View v) { Log.d("APP", "onLongClick"); return false; } }); } } |
①クリックリスナー
setOnClickListenerメソッドでクリック時に行いたい処理を指定しています。
クリック時に呼ばれるメソッドはView.OnClickListenerインターフェースのonClickメソッドが呼び出されます。
クリック処理は匿名クラスとして作成しています。
②ボタンロングクリックリスナー
setOnLongClickListenerメソッドで長押し時に行いたい処理を指定しています。
長押し時に呼ばれるメソッドはView.OnLongClickListenerインターフェースのonLongClickメソッドが呼び出されます。
クリック処理は匿名クラスとして作成しています。
戻り値でそれ以降のイベントを発生するかしないかを決めることができます。
falseの場合は長押しの後にクリックイベントが発生します。
trueの場合は長押しイベントの後にクリックイベントは発生しません。