2014年12月より正式バージョンがリリースされたAndroid Studioですが、すでに今まででもEclipse等の統合開発環境(IDE : Integrated Development Environment)でAndroidアプリを開発された方もいらっしゃると思います。
Android Studioはまだリリースされてからの期間が短く、現状ではEclipseでの書籍やインターネットでの情報は多いと思われますが、今後はAndroid StudioがAndroidアプリ開発の主流になると思われます。
ではEclipseとAndroid Studio、この二つのIDEはどのようなものかを、簡単にご説明したいと思います。
まず初めにこの二つの開発ツールはどちらも無料で揃えられるものになっています。
Eclipseの提供元はIBM社。Android Studioの提供元はGoogle社が行っております。
これまでGoogle社は、EclipseのAndroidのアプリ開発を助けるプラグインであるADT (Android Development Tools) プラグインの開発とサポートを行ってきましたが、2015年末でサポートを終了しました。
よってこれからはAndroidアプリの統合開発環境に関しては、EclipseからAndroid Studioへの移行が推奨されています。
当然ながらGoogle社がスマートフォンやタブレットなどに提供しているAndroidアプリはサポート体制や新機能の追加などを鑑みてもAndroid Studioが主流になると言っても良いでしょう。
使い心地は私見ですが、現段階ではEclipseよりも若干動作は重く感じます。
また普段からEclipseを使用している方などはショートカットやメニューの配置や、ディレクトリ構成の違いに違和感が生じるところがあるかと思われます。
ですが、ビューの見易さやAndroid仮想デバイス(AVD、Android Virtual Device)の種類などは今までのEclipseでの開発環境では得られないものとなっています。
動作環境はWindows、Macintosh、LinuxなどEclipseと同じ動作環境で動くものになっており、導入もそこまで敷居の高いものではありません。
まだAndroid Studioに移行していない方はぜひこの機会に。またAndroidアプリの開発をしてみたい方もAndroid Studioを導入してみましょう。
KENスクールではこのAndroid Studioを使ったAndroidアプリ開発講座を開講しております。興味のある方は是非ご検討下さい。