長時間のパソコン使用による疲れ目…ブルーライト対策メガネ、画面の明るさ調節などで、少しは軽減できるかもしれません。とはいえ、パソコン作業が仕事上避けられないとなると、どうしても疲労は溜まってしまいます。
また、ブルーライト対策専用メガネは、普段メガネを使わない方や、その独特の見え方が気になる方には使いづらいでしょう。
そこで、仕事の合間にできそうな、「目の疲れに効く」簡単エクササイズを試してみてはいかがでしょうか?
なぜ目が疲れるのか?
仕事などでパソコンを使う場合、画面に集中し、目の筋肉が緊張します。そのため、まばたきの回数が減り、それが目の負担となります。また、目の筋肉が緊張した状態が続くと、目の周囲の血行が悪くなり、疲労物質が溜まります。その結果、疲れ目となり、ひどくなると目が乾くドライアイの症状や、頭や首も痛むなどの症状が出ることもあります。
このような長時間のパソコン使用による症状を、コンピューター視覚症候群(CVS)といいます。CVSを予防するために、オフィスでできる簡単なエクササイズを2つご紹介します。
CVS対策に!目の疲れを癒すエクササイズ
1 20‐20‐20‐20エクササイズ
CVSは、デスクワーカーなら誰でも経験があるような症状です。そこで、CVS対策としてアメリカの医師によって考案された、「20-20-20-20」という目の疲れを癒すエクササイズをご紹介します。
20分おきに20フィート(約6メートル)先を20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをします。このエクササイズをすれば瞳が潤って、目の疲れが癒されます。
「20-20-20-20」を考案した医師によれば、パソコンの利用時間が3時間以上に及ぶ場合、CVSになる恐れがあるそうです。また、エアコンの効いたオフィスは乾燥しがちで、目によくない環境であるため、仕事前にはドライアイ用の目薬を使用、仕事の合間に「20-20-20-20」を行えば、目の疲労が軽減されるとのことです。
2 眼球ぐるりエクササイズ
パソコン作業では同じところばかりを見て、目の筋肉が硬直してしまうことがよくあります。そこで、意識的に眼球を動かして、目の周りの血行をよくするエクササイズも大切です。
まずは眼球を上下に大きく何度か動かします。次に眼球を左右に大きく何度か動かし、最後は右回りに一周、左回りに一周と交互に回すことを数回繰り返して終了。まるで首の運動のように簡単ですが、やってみると目の周りの血流がよくなったことを感じられるはずです。
適度な休憩&エクササイズでリフレッシュ!
目の疲れが溜まり、CVSの症状がでてくると、仕事の効率は悪くなり、健康面にも悪い影響を及ぼします。忙しいときこそ、集中して効率を上げたいもの、定期的に休憩をとり、目のエクササイズでリフレッシュされることをおススメします。